17.8.26大阪労働学校特別シンポジウム



 8月26日午後1時半から、大阪市西区の学働館で、大阪労働学校アソシエは、2017年度後期の開講を前に、「木下武男・熊沢誠熱き思いを語る」と銘打った特別シンポジウムを開催し、200人以上の参加者は今後の労働運動をどう進めていくいくかについて耳を傾けた。

 

 

 大阪労働学校アソシエは、福島みずほ副党首、服部良一社民党大阪府連合代表らが呼びかけ人となって、労働運動の歴史に学び、組合の組織形態や運動方法等を検討し、水準を高めようと発足させたもの。
 武健一代表理事の主催者あいさつの後、基調講演に入り、木下武男元昭和女子大学教授が「業種別職種別ユニオン運動の課題と基盤」というテーマで、その特質と70年代後半から衰退した労働運動の立て直しを提起した。戦後、主流となった年功序列は属人的で同一労働同一賃金は実現できず、非正規の賃金も上がらない欠陥が露呈、職種別賃金と最低賃金の改善をめざす業種別職種別ユニオン運動の展開を訴え、そのための研究会を立ち上げ、参加を呼びかけた。
熊沢誠甲南大学名誉教授は、労働組合運動の意義として、自己の労働力を売り出すにあたり、労組が①競争制限をかける(ワークシェアリング)、②労働条件や業務内容の標準化(属人化させない)、③人事処遇の公平化(査定によって支配されない)を実現し、安売りさせないことを提起した。今、これが通用していないことが問題で、労働組合を企業管理の道具にさせないために、5形態にわけて労組を立て直す必要があると訴えた。
最後に、武健一代表理事を入れた3名でパネルディスカッションを行い、これまで労働現場や労働運動を巡っての歴史的な総括を入れて、どういった労働組合づくり、運動の展開について議論を行った。
目前に迫った後期の入学案内等を行い終了した。